元SKE・山田樹奈被告に1年6月求刑 巧妙で悪質 責任重い
為替相場の変動を予測して投資する金融商品「バイナリーオプション」の助言名目で男性から現金をだまし取ったなどとして、詐欺などの罪に問われた元SKE48・山田樹奈被告(23)の公判が2日、名古屋地裁であり、検察側は懲役1年6月を求刑、結審した。判決は12月2日。検察側は論告で、オプション取引で多額の利益を得て優雅に暮らす人物を、出会い系サイトの中で演じて被害者を誘い出し、大金をだまし取ったと指摘。手口は巧妙で悪質、責任は重いと批判した。
弁護側は「全て示談が成立し、反省している」として執行猶予付き判決を求めた。
起訴状によると、昨年1月、架空のトレーダーになりすまし、20代男性らに短時間で稼げる情報を教えるとうそを言うなどし、現金計250万円を詐取したなどとされる。