籠池泰典森友学園前理事長の妻・諄子氏 大阪5区で立候補 第一声「事件の真相究明を」

 第49回衆院選は19日公示され、31日の投開票に向けて12日間の選挙戦が始まった。全国289小選挙区と11ブロックの比例代表計465議席を、1051人が争う。

 学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(68)の妻・諄子氏(64)が大阪5区から無所属で立候補し、JR塚本駅前で出陣式を開いた。

 「かごいけじゅんこです 衆院選挙の準備ができました~」と自身の掲げた選挙公約を、リズムに乗せた歌が流れるなど手作り感満載の選挙戦がスタート。「森友事件の真相究明」「司法改革」など7つの選挙公約を掲げた諄子氏は「森友事件だけに関わらず、被害者を加害者にしてしまう。司法の改革が急がれる」と強調。「限られた命。本音でいきたい」と訴えた。

 出陣式後に泰典氏は「若い人は特に、このままの政権でいい世の中ができると思っている人はいないと思う」と強調。「家内が出馬することによって、無投票層、無関心層の人が感心をしていただいてね。投票率を上げていただいたらいい」と期待を込めた。

 泰典氏は恒例となっている俳句を求められ「天高く 第一声やぞ 回天す」と詠み上げ、「回天は維新回天の回天です。動乱の時代から、変革の選挙戦になればいいなと思っております」と、その心を明かした。

 大阪5区には公明党現職の国重徹氏(46)、共産党元職の宮本岳志氏(61)、れいわ新選組新人の大石晃子氏(44)の4人が立候補している。

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