【山田美保子のミホコは見ていた!】絶好調!テレ朝ドラマの人気の理由

 「相棒」がseason20、劇場版も好調で現在、もっとも長寿の連続ドラマ「科捜研の女」は21シリーズ目。そして「ドクターX~外科医・大門未知子~」はシリーズ7作目で通算10周年と、テレビ朝日ドラマの代名詞ともいうべき作品が好スタートをきった。

 魅力的なキャストと実力派の脚本家、男くさいのではないかと思われがちな現場で女性プロデューサーが活躍し、盛り上げているのもテレ朝ドラマの強さの秘密である。

 加えて、長年マスコミで言われているのは同局宣伝部の熱心さとセンスの良さだ。

 「ただリリースするだけでなく、『こんなことができます』『この人を絡められます』などと具体的に提案してくるから、テレ朝のドラマの記事は大きくなる」とは某紙デスクの弁だ。なかでも私が連載している「女性セブン」と「金曜ナイトドラマ『女囚セブン』」(2017年)の大型コラボは忘れられない。

 今期、目立ったのは「ドクターX~」の発表会見に卓球の伊藤美誠選手がスペシャルゲストとして登場したこと。「東京2020オリンピック」で、金・銀・銅すべてのメダル獲得という夏季オリンピック史上、日本女子初となる快挙を成し遂げた彼女は、母親からの勧めでオフの日は必ず家で観ていた「ドクターX~」に救われたと米倉涼子に伝え、感涙させた。この「失敗しない」者同士のやりとりもまた大きく報じられたものだ。

 19年4月には、沢口靖子のモノマネでおなじみのメルヘン須永を「科捜研の女」の発表会見ゲストに招き、沢口と初対面させる企画もあった。それをOKした沢口も素晴らしいが、アイディアを通した宣伝部も凄いと思う。

 今期は営業部も頑張っている。「科捜研~」では沢口出演の「ルヴァンプライム」、「ドクターX~」では米倉出演の「楽天モバイル」のスペシャルCMが1本目に流された。それぞれ風間トオルらメインキャスト、勝村正信、今田美桜が協力しての「※これはCMです」。ちなみに「相棒」の1本目はseason19 からのキャスト、石丸幹二出演の「黄桜 辛口一献」のCMだった。

 一人でも多くの視聴者にチャンネルを合わせてもらおうとするドラマ班以外のスタッフの努力。高視聴率を獲得できるはずである。

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