暴露系YouTuber・コレコレ「ネット界の文春砲」の異名を持つ男のこだわり

 視聴者の相談や悩みに耳を傾け、配信で告発を続けるコレコレ(撮影・高石航平)
 暴露系配信で多くの視聴者を集めるコレコレ=都内(撮影・高石航平)
 YouTubeで配信を行うコレコレ
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 暴露系YouTuberのコレコレ(32)が、初著書「告発」(宝島社)の発売にあたり、スポーツ紙初インタビューに応じた。主に生配信で活動する人気YouTuberで、視聴者から寄せられた著名人のゴシップやネットの闇をネタにトーク。配信で取り上げた話題が事件まで発展するケースもあり、コレコレの配信を元に取材するマスコミも急増した。「ネット界の文春砲」との異名を持つコレコレに話を聞いた。

 視聴者から寄せられるゴシップを元に真実を暴く生配信スタイルが人気で、チャンネル登録者数は155万人。各投稿動画の視聴再生回数は軒並み100万回超えと、10~20代の若者から絶大な支持を持つ“ライブ配信の王”が口を開いた。

 視聴者からは毎日200~300件のお悩みが舞い込む。内容は性犯罪、いじめ、金銭トラブルと多種多様で「配信で取り上げるのは相談が僕の所に来るから。正義とか言われているけど、あくまで自分の放送を盛り上げるために取り上げる」と即答。一方で初著書は「被害者を増やさないために役に立てば」と、自伝ではなくネットの闇を書き連ねた。

 配信で取り上げた、元YouTuberワタナベマホト氏の児童ポルノ事件や、人気女性YouTuberの豊胸事件がきっかけで、一躍有名になった。既存メディアも後追いする騒動となり、自身も「ワタナベマホトの件で相談件数も視聴者数も多くなりました。配信で言ったことがすぐネットニュースになるようになった。(マスコミに)『1回ご飯行きましょうよ』と言われたこともある」と影響力を明かす。

 数多くの暴露や告発を扱い、炎上させてきた経験から「YouTuberに避けられています」と“敵視”を実感している。6月に所属事務所「ライバー」が、HIKAKINら人気クリエイターが多数所属する「UUUM」と資本業務提携を締結。取り上げるネタのしがらみは「全くない」としつつも「コラボできますよっていう話もあったけど、誰一人来てくれません」と苦笑を浮かべた。

 編集不可能な生放送のスタイルにこだわるのは「何が起こるか分からない台本のないドラマだから。見ている視聴者と作っている感覚がある生放送が好き」。生配信の再生回数を着実に伸ばしており収益も上々で「食費は多い時で200万くらい。食費しかお金使わないので、税金めっちゃ払っている」。名実共にトップYouTuberの一員となった。

 16歳でネットと出会い、生配信に魅了され続けて約15年。自身のスタイルを「僕の規模で相談に乗っている人はいないと思う。生放送の才能は絶対あると思う」と自負する。絶対的自信を武器に、今日もリスナーを楽しませるため、画面の向こうに問いかけていく。

 ◆コレコレ 1989年8月12日生まれ、広島県出身。YouTube、ツイキャス、ニコニコ動画など配信サイトで活動。高校時代に学年トップの成績を取り、パソコンを買ってもらったことがネットとの出会い。小学生時代にいじめを受けた経験があり、ふさぎ込んでいた時に「自分の声を届けられる場所がある」と生配信にハマり、大学卒業後も配信者の道を選ぶ。趣味は温泉、特技は生配信で、完全昼夜逆転の生活を送る。

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