森内浩幸氏 コロナ感染者減少も「第6波は来ないと思うことの方が不思議」
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が16日、前日15日の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数が24日連続で前週を下回ったことを伝えたが、長崎大学大学院教授で日本ワクチン学会理事の森内浩幸氏は「第6波は来ないと思うことの方が不思議」と、冬に向かってどんどんコロナウイルスに有利な状況になることに注意を促した。
番組では15日の全国の新規感染者が6805人、重症者は71人減の1834人。東京の新規感染者は1052人で前週の水曜日から782人減り、24日連続で前週を下回ったと伝えた。東京の重症者は10人減の198人。
さらに、15日の衆院厚労委員会で田村憲久厚労相が「これから冬に向かって換気しづらい状況になり、忘年会などの機会も増える。“第6波”が来る可能性もあり、しっかり体制整備をしないといけない」と発言したことも報じた。
これを受け、森内氏も「冬になると温度、湿度ともにコロナウイルスにとっては有利な状況になり、私たちの生活環境としてもより密になったり換気が悪くなったりするので、第6波は来ないと思うことの方が不思議だと思う」と、より強い危機感を示した。