北村義浩氏 東京の新規感染者700人切りも「リバウンドの目」指摘

 テレビ朝日系「羽鳥慎一のモーニングショー」が14日、前日13日の新型コロナウイルスの新規感染者数が全国で4171人と7月以来の4000人台に、東京でも611人と502人だった7月12日以来の700人未満だったことを伝えたが、日本医科大学特任教授・北村義浩氏は「リバウンドの目が現れているのかもしれません」と注意を促した。

 キャスターの羽鳥慎一が「東京の感染者数ですけど、月曜は少なく出る傾向とはいえ、700人を切りました」と感染減少傾向の要因を尋ねると、感染症学が専門の北村氏は「これは3つあると思う」と分析。

 「今から2週間前の成果を我々は見ているが、それまでの間、天候が悪かったということ。それから若い世代はまだ進んでいないが、ワクチン接種も進んでいる。人流はさほど変わっていないというが、逆にとんでもなく大きく増えているわけではない。こういったようなことが複合的に考えられる」と説明した。

 だが、北村氏は前週よりも減り続けている新規感染者数に着目し「その前の週は51%減だったが、今週は63%減と減り方の度合いが少し甘くなってきたというか、少し上昇に転じている恐れもある」と、13日の前週比を問題視。

 「この600、700人台の数字というと、第4波でいうと5月の半ば以降下旬ぐらいだが、その1カ月後の6月半ばぐらいからリバウンドが始まっている。ひょっとしたらですけど、リバウンドの目が現れているのかもしれません。ちょうど2週間前というと8月30日なんで、学校が開始された頃。ですから今週、前の週よりどのぐらい減るのかというのを注目しながら、ひょっとしてリバウンドの目が現れたのかなということを私は注目したい」と深刻な表情で解説した。

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