南アで新たな変異株 ワクチン効きにくい恐れ「デルタ株」と共通の特徴
感染力が強くワクチンも効きにくい恐れのある新型コロナウイルスの新たな変異株を南アフリカの研究チームが31日までに発見した。公表された査読前の論文によると、この株は5月に南アで発見。感染力や免疫を回避する能力に関係する遺伝子の配列に変異が生じていた。南アで1月前後に猛威を振るった「ベータ株」とは別系統という。
南アで確認された新型コロナのうち、この株の割合は5月が0・2%、7月が2%と拡大傾向を示していた。8月13日までに英国、中国、コンゴ(旧ザイール)、モーリシャス、ニュージーランド、ポルトガル、スイスでも確認された。
遺伝子配列の情報だけでは実際の性質は断定できないが、変異の数が多いなど、インドで初めて確認され日本でも主流化した「デルタ株」と共通の特徴を持つという。ロイター通信によると、論文執筆者の一人は変異のパターンからの分析として、免疫を逃れる能力がデルタ株よりも高い可能性があると指摘した。
