横浜流星 ダイバーで水中捜査に挑む 役のためライセンス取得、阿部寛とTBS日9ドラマ

 俳優の横浜流星(24)が、来年1月期のTBS系ドラマ「DCU」(日曜、後9・00)に出演し、海上保安庁に新設された架空のスペシャリスト集団の隊員ダイバーを演じることが29日、分かった。主演の阿部寛(57)とバディを組む重要な役どころで、同局の看板枠・日曜劇場に初出演。役作りのためスキューバダイビングのライセンスを取得し、海洋実習を重ねて新境地に挑む。

 タイトルの「DCU」は「Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)」の略称で、水中捜査に特化した架空の組織名。世界レベルの精鋭スキューバダイバー捜査官が集まり、困難な水中事件や水難事故に挑んでいく。

 横浜演じる瀬能陽生(せのう・はるき)は、DCUの中でもダイバー能力が群を抜く存在ながら、時に突っ走ってチームに迷惑をかける若さも併せ持つ役柄。海難事故で家族を失い、チームでバディを組む隊長の新名正義(阿部)に命を救われた過去を持つ。

 撮影に先立ち、スキューバダイビングのライセンスを取得。ドラマは海上保安庁が全面協力し、所属の本職ダイバーから指導を受けながらリアリティーを追求していく。実際の巡視船や防災基地などでの撮影が予定され、日曜劇場らしい大迫力の映像も見どころだ。

 すでに海洋実習を初めており、横浜は「普段見られない水の中の世界が見られて、それと同時にただ楽しいだけではなく水への怖さも感じることができたので、この両面の感情を大事にしていきたいです。捜査シーンの撮影をする時も気を引き締めて集中力を切らさずにダイビングをしたいと思います」と気を引き締めている。

 「半沢直樹」「下町ロケット」など数多くのヒット作を手掛けてきた伊與田英徳プロデューサーは「この重要な役は、横浜流星さんしか演じることができないと思いオファーしました。初めてお会いした時に、独特なオーラに圧倒されてドキドキしたのを覚えております」と当たり役を確信している。

 初共演となる阿部とのバディぶりも注目され、横浜は「現場での阿部さんの全てを学び吸収して、全力で食らいついていきたいです」と燃えている。

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