中村芝翫「時々ぞっとする」 父そっくりのポスターに苦笑い

取材会に出席した中村梅玉(右)と中村芝翫
 父の写真とともに撮影に臨む中村梅玉(右)と中村芝翫
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 歌舞伎俳優・中村梅玉(75)と中村芝翫(55)がこのほど、都内で東京・歌舞伎座「九月大歌舞伎」(9月2~27日)第一部の取材会に出席した。

 六世中村歌右衛門二十年祭、七世中村芝翫十年祭として行われる追善公演で、梅玉は「追善ができること自体が本当にありがたいこと」と感謝。父の六世歌右衛門も思い入れがあったという演目「須磨の写絵」で在原行平役を勤めるにあたり「供養も含めて思いを込めて一生懸命演じたい」と抱負を述べた。

 芝翫は「お江戸みやげ」で初役となるお辻を勤める。女形として活躍した先代の当たり役。立役の自身にとっては不慣れな女役で「まさかお辻をやるとは思ってもいなかった」と明かしつつ「『お江戸みやげ』をやっている時は、父は機嫌がよかった。どこまでやれるかわかりませんが、精いっぱい勤めさせていただく」と誓った。父そっくりのポスターについては「いいところは全く似ないのに、手だとか太ももだとか、時々ぞっとするぐらい父に似てるんですよね。顔も似てきて」と苦笑いだった。

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