千葉真一さん長女・真瀬樹里「父の遺した作品を愛し続けて頂けたら」

 俳優の千葉真一さん(ちば・しんいち、本名前田禎穂=まえだ・さだほ)が19日午後5時26分、新型コロナウイルスによる肺炎で急逝した。82歳。一夜明けた20日、千葉県富津市の火葬場で、次男の俳優・眞栄田郷敦(21)らが見送る中、荼毘(だび)に付された。葬儀は行わず、お別れの会は状況を見て検討するという。

 長女で女優の真瀬樹里(46)は仕事のため、斎場での“最後のお別れ”に立ち会えなかったが、20日未明に所属事務所を通じて、コメントを発表した。新型コロナウイルスによる急逝に、「少し前に、電話で父の元気な声を聞いたばかりでした。私にとっても突然のことで、まだ現実感がありません。ただただ悔しいです…」と沈痛の胸中を打ち明けた。

 千葉さんが7月末に感染してからの闘病を、「症状悪化の為、8月8日に入院し、10日前後に一度持ち直しましたが、その後再び肺炎が悪化し、回復することができませんでした」と説明。19日は最期をみとることはできなかったが、駆けつけて悲しみの対面を果たしたという。「顔を見て、お別れと伝えたいことを言うことはできました。苦しんだとは思えないほど、穏やかな顔をしておりました」と振り返った。

 真瀬は、千葉さんと女優の故野際陽子さん(享年81)との間に生まれ、親の背中を追うように同じ役者の道へ進んだとあって、「天国から、両親が見守ってくれていることを信じて、胸を張って見せられる仕事ができるよう、精一杯生きていきたいと思います」と約束。千葉さんは生涯で映画やドラマなど約1400本に出演したが、「父の遺した作品を、これからも愛し続けて頂けたら幸いです」と呼びかけていた。

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