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西川史子の「右脳内出血」とは 出血の部位によって事態は大きく異なる【医師の見解】

 形成外科医師でタレントの西川史子(50)が17日に右脳内出血のため救急搬送され、緊急手術を受けていたことが19日、所属事務所から発表された。朝の入浴後に体調を崩し、勤務先の病院から連絡を受けたマネジャーが自宅マンション内で倒れている西川を発見。手術は5時間に及んだ。現在は普通に会話したり、メールを打つなど、回復しているという。兵庫県芦屋市の松本クリニック・松本浩彦院長が病気について解説する。

  ◇  ◇

 西川史子さんが脳内出血で手術を受け、順調に回復しているとのこと。情報が少ないので推測の域を出ませんが、一般論を交えて解説します。

 脳の表面近くにある動脈瘤が破れるクモ膜下出血と違い、脳内出血は脳の内部の血管が破れて起こり、どの血管が破れたか、つまり出血の部位によって事態は大きく異なります。脳の深い部分で出血してしまうと手術はできません。被殻出血・皮質下出血・小脳出血に限って、症状の回復が見込める場合、症状の進行を防ぐことができる場合、放っておけば命に関わる場合に手術を行います。西川さんの場合、おそらく被殻出血もしくは皮質下出血で出血量は30cc以上、手術によって回復が見込める状況だったのでしょう。

 手術方法には3つの方法がありますが、術後の回復具合と、手術に5時間かかったということから、内視鏡下除去術だったと思われます。

 脳内出血の多くは高血圧によるものです。西川さんがそうだったかはわかりませんが、すぐに手術したということは、発見が遅れていたら命に関わるまではなくとも、後遺症・合併症が残っていたということでしょう。出血した場所も大きなポイントで、この点は運が良かったとしか言えません。普段から血圧が高い人は要注意ですが、脳血管疾患の中では頻度の低い病気といえます。

 ◆松本浩彦(まつもと・ひろひこ) 芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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