玉川徹氏 あおりすぎの「モーニングショー」に疑問「伝え方きっちりやらないと」

 テレビ朝日の玉川徹氏が18日、同局系「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演。同番組の報道姿勢に疑問を呈した。

 この日は、千葉県南房総市の住宅で飼われていたオオカミ犬が逃げだし、無事に捕獲された話題を扱った。とうもろこし畑に逃げ込んだオオカミ犬を捕獲するVTRでは、「とうもろこし畑が不気味に揺れる。今にも飛び出してきそうな気配に緊張が走る…」と捕物帖の様子をレポート。捕まったオオカミ犬については「目は血走り、興奮しているようだ」と描写し、CM前には「住民を恐怖に陥れたオオカミ犬とはいったい?」とあおった。

 CM明けのスタジオでは「オオカミ犬は、オオカミと犬を交配した雑種で、性格は臆病で人見知り」と紹介。それを受け羽鳥慎一は「臆病で人見知りだそうですが、オオカミ犬という名前とあの見た目だと住民の方は不安になりますよね」と話した。

 しかし、玉川氏は「『住民を恐怖に陥れた』とナレーションがあったんですけど、調べてみると、あくまでオオカミじゃないので性格はおとなしめの犬ってことですよね」と確認。「私たちの仕事はオオカミ犬だけどオオカミではありませんということをちゃんと言わないといけない。たとえば、秋田犬が逃げましたと言ってもこんな大騒ぎにはならない。シベリアンハスキーが逃げましたと言われても捕まえなきゃいけないとは思うだろうけど、恐怖に陥れるところまではいかない」と話し「メディアの伝え方はきっちりやらないといけない。オオカミ犬という名前に引きずられたかな」とあおりすぎる傾向の報道姿勢にイエローカードを出した。

 羽鳥は「引きずられてるのはありますね。知らなかったから」と認めた。

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