市川右團次 息子・右近の「父は立ち回り格好いい」に「入れ知恵したわけじゃない」

 「伝統芸能 華の舞」をPRした市川右團次(右)と長男の市川右近=大阪・読売テレビ
 「伝統芸能 華の舞」をPRした市川右團次(右)と長男の市川右近=大阪・読売テレビ
 「伝統芸能 華の舞」をPRした市川右團次(右)と長男の市川右近=大阪・読売テレビ
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 歌舞伎俳優の市川右團次(57)が13日、長男の市川右近(11)とともに、大阪市内で行われた「伝統芸能 華の舞」(10月14日初日、長崎・アルカスSASEBOなど全国16カ所、21公演)の取材会に参加した。

 昨年に続く2回目の開催で、楠木正成二題として能楽 独調「楠露(くすのつゆ)」、素踊り「楠公(なんこう)」、歌舞伎十八番の内「鳴神」を披露する。

 右團次は自身が楠木正成、右近が息子の楠木正行を演じる「楠公」について、かつて自身が正行、父の日本舞踊飛鳥流家元の飛鳥峯王が正成を務めたことを振り返り「ぜひ『楠公』を親子で(やりたい)。舞踊のドラマチックな部分を見てもらいたい」とアピール。「素踊りは息子も勉強になる」と話す一方で、「彼は白塗りしなくていいなと言っている」と暴露して笑わせた。

 右近の将来を聞かれると、3歳のときに歌舞伎俳優になる意思を示したといい「根底に歌舞伎が好きか、お客さまの声援を聞いてうれしいとか、役者としての喜びを彼はもっている。それを伸ばしてやりたい」とコメント。「澤瀉(おもだか)屋の役者として、早替わりや宙乗りとかできる役者に育って欲しい。だんだん体が動かなくなってきた私はそう思う」と続けた。右近が父について「舞台で立ち回りとか格好良かったりする」と話すと、「僕が入れ知恵したわけじゃない」と笑顔を見せた。

 「鳴神」については、市川海老蔵から「高僧である高貴な部分を忘れずに演じなさい。品をもって演じなさい」と助言されたことを声マネを交えて明かした。

 また、2017年の右團次襲名と共に屋号を高嶋屋と改めたため、共演機会が激減した澤瀉屋の市川笑三郎、市川弘太郎と共演することを喜んだ。

 なお、東京公演は10月23日(北とぴあ)、11月12日(府中の森芸術劇場)、京都公演は10月29、30日(南座)、兵庫公演は10月31日(兵庫県立芸術文化センター)、大阪公演は11月23日(南海浪切ホール)。

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