小池知事、閉会式で披露の帯は最高峰の手織り技術 手がけた桝屋高尾がSNSで説明

 京都・西陣に本社を構える名門工芸織物会社の桝屋高尾が9日、インスタグラムを更新。東京五輪の閉会式で東京都の小池百合子知事が着用した帯を同社が担当したことから、帯に込められた文様の意味などを説明した。

 五輪閉会式では小池知事が鮮やかな水色の和服に、金色に輝く帯を締め、五輪旗を力を込めて振る姿が映し出された。

 この和服の帯を手がけたのが桝屋高尾。徳川家に伝わる500年以上経過した宝物裂を復元し、そこから誕生した真綿の糸に金箔を巻き付けた特殊な素材を用いたねん金綴で知られる。「お選び頂いた帯は『縫い分け技法』という最高峰の手織り技術を駆使し、金銀螺鈿で装飾された華麗な鏡の裏側を文様化した『手織ねん金綴錦』です」と説明し、モチーフとなった「鏡」は、「我(が)を取って神(かみ)になることから神との出会いとも言われている吉祥文様です」とした。

 小池知事が「コロナの危機を乗り越え、『成長』と『成熟』が両立した明るい未来を切り開く」というメッセージを出していることから、同社も「この吉祥文様の帯を通して『明るい未来を築く』というメッセージを届けるお手伝いが出来たなら嬉しいと思ってます」ともつづっている。

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