ノッチ「Yes,we run!」男子マラソン29年ぶりメダルへ日本人選手にエール

 東京五輪もいよいよ最終日を残すのみ。競技や出場選手にゆかりのある著名人がエールを送る「私たち、応援します」の最終回は、お笑いコンビ・デンジャラスのノッチ(56)です。8日は男子マラソンが行われ、日本人選手3人が同競技29年ぶりのメダル獲得に挑みます。3時間34分42秒の自己ベストを持つノッチは、コースや天候から追い風が吹くと予想。今大会で第一線を退く大迫傑選手(30)との交流も振り返ります。

  ◇  ◇

 僕の個人的な考えですが、今回出場される日本人3選手に、メダルのチャンスは十分にあると思っています。

 今回のコースは20キロを1周、10キロを2周という設定で、調べてみると直角のカーブが40カ所もあるんです。これは膝から下が長い選手にはちょっと不利になるんじゃないかなあと思っております。リオで金メダルを取ったキプチョゲ選手も驚くんじゃないかな。

 あとは天気。予報を見たら、気温は29~30度あると言われているんですが、北海道でも結構湿度が高いんですよね。ここで有利になるのは日本人選手。アフリカの選手が、蒸し暑さにビックリするのを期待しています。

 日本人選手では、中村選手は暑さに強い。昔から色んなコーチの方、陸上関係の方がおっしゃっている。グーッとくるんじゃないかなと。服部選手は体幹と内蔵の強さに定評がありまして、今回の条件は服部選手にも有利じゃないかと思っているんですよね。

 そしてラストランの大迫選手。ものすごく思い入れがあります。2年前、埼玉のショッピングモールで大迫選手のトークライブに参加させていただいて。ものすごく優しくてね。マラソンのアドバイスもいただきました。

 僕はその時「オールスター感謝祭」(TBS系)のマラソンを控えていて、練習法を聞いたんです。大迫選手は『練習量が足りないですねえ』と(笑)。それで、練習後に上り坂300メートルを10本やることを提案されまして。今でもそれを心掛けながらやらせていただいてますね。

 恥ずかしながらLINEの交換を自分が言えなかったところがあったので、連絡は取り合えていないのですが、最後のレースに命をかけているんじゃないかなあ。いただいたサインは家宝としておりまして、強いレースを見せてくれるんじゃないかと家族一丸となって応援しております。

 僕は体重が86キロまで増えた時に、マラソンで減量できた。痩せたからオバマさんに似ていると言われた。マラソンの神様に感謝しているんです。ベストタイムは3時間34分42秒なんですが、3時間30分を切ってみたい。

 でも、その前に応援ですね。日本人選手には「Yes,we can!」を少し変えて、「Yes,we run!」とエールを送らせていただきます!

 ◆ノッチ 本名佐藤望(さとう・のぞむ)。1965年7月26日生まれ、愛媛県出身。松山聖陵高卒。88年、安田和博とデンジャラスを結成。ボケ担当。90年代にフジテレビ「ボキャブラ天国」で人気を集め、その後、米オバマ大統領のモノマネで再ブレーク。2010年の東京マラソンで3時間34分42秒をマークしたのみならず、トライアスロンにも挑戦。二級船舶・大型自動二輪などの資格を持つ。身長163センチ。

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