タレント・薬丸裕英が５日、フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」に出演。新型コロナ感染患者の入院を重症者らに限定する“原則自宅療養”の新方針を２日に打ち出した政府に党内外から批判の声が集まっており、４日の国会では政府分科会の尾身茂会長が今回の方針については相談を受けていないと発言したことに言及し「何で一言お伝えできないんですかね」と疑問を呈した。

　番組では、４日の衆院厚労委でのやりとりを詳報。尾身会長が「政府とは毎日のようにいろいろなことで相談、連絡、協議してますけど、この件に関しては特に相談というか、議論したことはございません」と答弁し、それでは誰が決めたのかという質問に、田村憲久厚労相が「これは政府として決めさせていただきました。病床のオペレーションの話でございますので、これに関しては政府で決めさせていただいております」と答えた。

　これに、薬丸は「尾身さんは政治家の方じゃないので決定権はないと思うんですけども、いろんなことを協力して頂いてる方じゃないですか。だって政府のコマーシャルにも出て頂いてる方ですよ！その方に、何で一言『こういうことをしますから』って」お伝えできないんですかね」と、相談しないにしても全く伝えなかったことを問題視。

　「決めるのはいいですよ、政府の内部だけで。これは筋としてやっぱりお伝えするべきだなと思いますよね。自分が尾身さんの立場だったら、いや勘弁してくれよってホント思うと思いますよ」と、尾身氏に成り代わって憤慨していた。