読売テレビ「ミヤネ屋」、ＴＢＳ「ひるおび」など多数のテレビ番組に出演している宇都宮市「インターパーク倉持呼吸器内科」の倉持仁院長が３日までにツイッターに投稿し、政府が新型コロナウイルス感染症患者について入院対象を重症者らに限定し、それ以外は自宅療養とする方針を決めたことに「皆保険制度の放棄だ！絶対に許してはいけない」と訴えた。

　倉持院長は「無為無策　自宅で死ぬなどあってはならぬ」と投稿。「誕生日だから怒るのやめようと思いましたが、皆保険制度をオリンピックをやりつつ放棄し、指定感染症の法を自助なしに放置。この人に政治を司る資格なし！すぐやめてください」と辞職を求めた。

　また、倉持院長は「皆保険制度の放棄だ！絶対に許してはいけない。死人が増え、惨状となる！」と強く憂えた。

　政府は２日、新型コロナウイルス感染症の医療提供体制について、肺炎などの症状がある中等症について重症化リスクが高い人を除き、自宅療養とすることを決めた。家庭内感染の恐れや自宅療養が困難な場合は、ホテルなどの宿泊療養も可能とする。これまでは軽症や無症状が自宅または宿泊療養、中等症以上が原則入院だった。事実上の方針転換となる。