竹中直人、東京五輪開会式前日に辞退していた 36年前の出演作に不適切表現

 23日に行われた東京五輪開会式への出演が決まっていた俳優の竹中直人(65)が前日に辞退していたことを29日、所属事務所が明らかにした。

 事務所によると、1985年のビデオ作品「竹中直人の放送禁止テレビ」に、竹中らが視覚障害者が用いる白杖(はくじょう)を振り回しながら横断歩道を渡る場面があった。当時、障害者団体から批判され自主回収。竹中が複数回、直接謝罪したという。

 竹中は真矢ミキらと大工の棟梁(とうりょう)を演じる予定だったが、五輪・パラリンピック開会式の楽曲制作担当だった小山田圭吾や、五輪開閉会式の演出統括担当の小林賢太郎氏が過去の不祥事で辞任、解任された事態を考慮。事務所を通じて「関係者や選手の皆さんにご迷惑を掛ける」と辞退を申し入れ、受理された。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは29日の記者会見で「過去に演出に関わった作品で不適切な表現があったことを熟慮されて辞退された。組織委は受け入れ、出演されないことになった」、「今の状況では避けられない判断だったのではないかと考えている」と述べた。

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