「いだてん」勘九郎走った リレー到着式、聖火皿に点火

 「いだてん」の役柄の雰囲気でトーチを手に走る中村勘九郎=東京都庁
 中村勘九郎が着用した足袋(代表撮影)
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(39)が東京都庁の都民広場で行われた聖火リレー到着式に、新宿区最終ランナーとして登場した。

 2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で演じた、日本人として五輪に初出場した主人公のマラソン選手・金栗四三そのままに髪を短く刈り込み、足袋を着用。聖火が揺れるトーチを掲げて広場内を走り、聖火皿に点火した。

 小池百合子都知事(69)は「足袋ですよね、今日は。金栗選手は第1次世界大戦が終わった直後、スペイン風邪を乗り越えたアントワープ大会にも出場された選手なんですよね」と解説した。

 会式時間前にたどり着いた聖火に、小池氏は「3月25日に福島をスタートしました。全国の皆さまのお力で47都道府県、一つ一つつながれ、15日間かけて都内をつないで、今日都内のゴールに到着しました」と感慨深げ。上空ではブルーインパルスが5色の煙を出して飛行し、五輪マークを描いた。

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