小林氏解任も開会式強行 玉川徹氏、国際問題化を懸念「屁理屈にもなってない」

 23日のテレビ朝日「モーニングショー」では、東京五輪開会式の制作・演出を担当していた元ラーメンズの小林賢太郎氏(48)が、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を巡る過去の発言が問題となり、解任されたが、開会式が予定通り行われることを特集した。

 コメンテーターの玉川徹氏は「予定通り実施する決断が果たして正しいのか、いまだに疑問です」と指摘した。

 司会の羽鳥慎一が、組織委の多くの理事が、中止や式典の内容変更を求める意見だったと報じられていることを伝えると、玉川氏は「理事の方々の感覚が国際標準じゃないかと思うんですよね」と述べた。

 「これ無知な一個人の問題から日本の組織委員会と政府の問題になってしまうんじゃないかと。不幸中の幸いは開会式がまだ行われてないことだが、これを行ってしまえば、問題が明らかに分かっていたのに、それをあえてやったということが歴史的評価として残ってしまう。それは果たして正しいのか」と懸念した。

 組織委は「演出内容はさまざまな分野のクリエーターが検討を重ねて制作したものであり、小林氏が具体的に一人で演出を手掛けている個別の部分は無かった」としている。

 玉川氏は「国際的に大きな問題」だとし、全体の演出に関わっていた小林氏の「関わりをなくそうとしたら、全部取らないといけない。総監督という形で関わっている小林さんが演出として関わってるのは全体。映画でも総監督は関係ないという理屈は通らない」と指摘した。

 組織委の判断について「あまりにも、そういうことを知らないが故の、こんなことを言えば世界的に通ってしまうのかと思っているような、屁理屈にもなってないことを言って大丈夫なのか」と疑問視し、「今からでも考えた方が良いと思います。理事の方の判断の方が国際感覚として正しい」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス