関テレ社長、上沼激怒に「個人的見解にコメントする立場にない」「感謝変わらない」

 関西テレビの羽牟正一代表取締役社長が21日、オンラインで会見した。

 25年間放送されながらも昨年7月に突然最終回を迎えた「快傑えみちゃんねる」でMCを務めていた上沼恵美子が、終了時の同局の“対応”について、怒りをあらわにしていることについて質問された。

 雑誌「文藝春秋」8月号で「芸能界を引退しようと思った」などと告白した上沼は、6日に行われた映画イベント、12・19日の出演ラジオなどで「失礼な局の対応」「関西テレビをどちらかというと恨んでる」などと不満を吐露していた。この日、羽牟社長は「報道で承知している」としたが、「当社としては上沼さんには25年にわたってご出演いただいて感謝しておりますという気持ち。それは変わっていない。タレントさんの個人的見解の発言について、我々としてはコメントする立場にない。私どもとして言えるのはそれだけ」と話すにとどめた。

 「個人的に残念な思いは」と聞かれたが、「終了の時申し上げたが、感謝の気持ち。25年間、長寿番組をやっていただいた感謝しかないというのが実情」とした。今後の上沼の同局への出演予定は「今のところはないと認識している」と明かした。

 上沼は6日の映画「キネマの神様」のイベントにゲスト出演した際、“爆発”。「えみちゃんねる」について「終わり方がものすごい失礼な局の対応で。それが腹立ってね。去年の7月でして。急に言われて、大体、(改編前の)9月までやらないといかんのですけど、やったれへんかったんですよ」と裏側を暴露した。

 その後、12日のABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」でも関西テレビに対して「どっちか言うたら恨んでるんでね」と発言。19日の同番組では涙ながらに「とっても失礼なメールを最後にいただいたので」と打ち明けた。

 「ずっと2人で頑張ってきたプロデューサーが。最後はとてもここで言えないようなメールをいただきました。あの世までこの言葉は持って行こうと思っています。こんなんあかんで、人間として、と思いました。自分でも消化しきれない表現」と憤った。

 さらに、「すごい頑張ったんですけどね。あの番組は。身を粉にして注いできたつもり」と時折涙声になって「えみちゃんねる」への強い思いを口にした上で、「あんな終わり方する?という感じ。人には礼儀とかマナーとか、やってはいけないことがあると思います」と訴えた。

 1年前の「こころ晴天」では、同局との確執報道を「違う。関西テレビさんには足向けて眠れない」と否定し、終了理由をコロナの影響と説明。コロナ禍でゲストの人数が減ったことなどに難しさを感じていたところ、局側から「9月までお願いしたい」と提案され、「わがままで7月までと」と要望したとし、番組に感謝する発言もしていた。

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