小山田圭吾氏が辞任「配慮に欠けていたと痛感」東京五輪開会式作曲担当、式の4日前に

 東京五輪開会式作曲担当のミュージシャン小山田圭吾氏が19日、自身のSNSで、辞任することを発表した。開会式は23日に開催。4日前の電撃辞任となった。

 小山田氏は「私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しています」とつづり、「関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」と表明した。

 小山田氏は過去に雑誌で障がい者とみられる同級生をいじめていた過去を告白していたことを問題視され、謝罪。辞任を求める声が強まっていた。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンはこの日の会見で「現在は高い倫理観を持って創作されているクリエイターの1人。大きな貢献をしていただいている。組織委としては引き続き、最後まで準備を尽くしてほしいと考えている」と、留任を強調していた。

 この日、政府の加藤官房長官が「いじめや虐待はあってはならない行為。全く許されるものではない」とし、小山田氏について「大会組織委員会が適切に対応してほしい」と発言していた。

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