藤井聡太棋聖「ビックリ」棋聖防衛祝賀会でサプライズバースデー 19日で19歳

万松寺の大藤元裕住職から似顔絵を受け取る藤井聡太棋聖(左)=愛知・吹上ホール
 ケーキのろうそくの火を扇子で消す藤井聡太棋聖
 トークショーを行う(左から)サバンナ・高橋茂雄、藤井棋聖、先崎九段=愛知・吹上ホール
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 3日に棋聖位を防衛し、最年少でのタイトル初防衛と九段昇段を達成した将棋の藤井聡太棋聖(18=王位との二冠)が17日、地元の愛知・吹上ホールで行われた「第92期ヒューリック杯棋聖戦 防衛祝賀会」に登場した。師匠の杉本昌隆八段(52)や、サバンナ・高橋茂雄(45)、地元のファン約200人に19日に控えた19歳の誕生日をサプライズでお祝いされ「これからの1年も、貴重な経験を成長につなげていきたい」と決意を語った。

 2日後に19歳を迎える藤井棋聖。サプライズで師匠の杉本八段がケーキを運んでくると、対局時とは違う柔らかい表情になった。「あさってが誕生日ということに気付いていなかったのでビックリ」。照れ笑いを浮かべつつ「気持ちを新たにやっていきたいと思います」と19歳への決意を語った。

 充実の時を過ごした18歳での1年間。その後の会見でも新たな1年に言及。「18歳のうちにタイトルホルダーとして、いろいろ貴重な経験をすることができたと思っているので、これからの1年もタイトル戦だとか貴重な経験を成長につなげていきたい」と話した。

 イベント内ではYouTubeなどで熱く将棋愛を語っているサバンナ・高橋らとトークショーを行った。初対面に大興奮の高橋からYouTubeを見ているか質問されると「鉄道の前面展望の動画をたまに見ます」と鉄道ファンとして回答。高橋を苦笑いさせるなど、おちゃめな一面ものぞかせた。

 ファンの前で楽しい時間を過ごし、藤井棋聖は「防衛して、こういった会を開催していただいて最高の結果だったのかなと思います。防衛した実感が強まりました」と満面の笑み。地元の応援を力にして、21、22日の王位戦第3局、25日開幕の叡王戦に臨む。

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