菅田将暉、代役・沢田研二の演技に面影「志村さん残っている」 主人公に3人の魂

 菅田将暉
 談笑する(前列左から)山田洋次監督、菅田将暉、永野芽郁、宮本信子(後列左から)寺島しのぶ、北川景子=東京・丸の内ピカデリー(撮影・園田高夫)
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 俳優の菅田将暉(28)が28日、都内で行われた映画「キネマの神様」(8月6日公開)の完成披露試写会に山田洋次監督(89)らと登壇した。

 菅田と昨年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさんが2人1役でダブル主演するはずだった、作家・原田マハ氏の同名小説の映画化。菅田ら過去パートの撮影が終わり、志村さんの登場する現代パートが始まる直前に志村さんが急逝した。

 志村さんの本読みを見学し、志村さんの芝居を想定して演じていたという菅田は、沢田研二(73)が志村さんの代役を務めての完成に「どうなるんだろうと思っていたら、山田さんが脚本を書き直して、それを読んだときに、また一個違うパワーが生まれている感じがした」と回顧。作品を鑑賞し「沢田研二さんの演技をみたとき志村さんを感じた。確実にいろんなものが残っていて、他にない映画に間違いなくなっていると思います」と、うなずいた。

 主人公・ゴウは、かつて映画作りに情熱を捧げたギャンブル好きのダメオヤジ。菅田、志村さん、沢田と3人の魂が投影された役柄となり、山田監督は「沢田さんが、志村けんとは違うゴウ像を作り上げてくれた。大変な出来事を経て、もう一度、作品が別の様相を呈した。亡き志村けんさんのことも思い出してください」と呼びかけた。

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