SixTONES 世界へ加速 横浜で25曲 滝沢副社長「完成に向かっている」

 人気グループ・SixTONESが7日、神奈川・横浜アリーナでライブツアー「on eST」の横浜公演最終日を迎えた。デビュー曲「Imitation Rain」など計25曲を熱唱し、グループの持ち味である高い音楽性で魅了。将来的に目指す世界進出に向け、進化と自信のみなぎるステージとなった。また、King Gnu常田大希(29)が楽曲提供した5thシングル「マスカラ」が8月11日にリリースされることもサプライズ発表された。

 「久しぶり~!」「オレらも会いたかった!」。歓声の代わりに揺れるペンライトに、メンバーたちは手を振り声を弾ませた。コロナ禍で中止となった今年1月の振り替え公演。京本大我(26)は「お客さんの熱気が伝わるからこそパワーをもらえるし、こちらもエネルギーを与えられる」とアドレナリンを全開にした。

 同会場での有観客ライブは1年5カ月ぶり。当時は目前に控えたデビューに感極まり、涙を流した6人。この日は、「ビルボードジャパン」発表の2021年上半期の総合アルバム・チャートで1位を獲得したファーストアルバム「1ST」を引っ提げ、進化したパフォーマンスを披露した。

 高い歌唱力と音楽性を武器に、世界での活躍を目標に掲げている。この日、視察したジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(39)は「こういう時代の中、アーティストとして強く戦っている。デビューして間もないですけど、時代に沿ったアーティストとして、もはや完成に向かって走っている」と進化を認め、「音楽で勝負するグループ。そこはブレずに当初描いた目標に突き進んでほしい」とエール。田中樹(25)は「今できることをしっかりやること、それがいずれ世界進出につながる」と力を込めた。

 常田から提供を受けた新曲にも心を躍らせた。「リアルさやセクシーさ、哀愁、いろんな大人の要素が詰まっています」と田中。常田からも「6人それぞれ違ったカッコ良さがあって、このグループにふさわしい楽曲を頑張って作ったので、発売を楽しみにしていてください」とビデオメッセージが寄せられた。高地優吾(25)は「新しいSix TONESを見せられると思う」と次なるステージに思いをはせた。

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