女優の松井玲奈（２９）が、初の悪女役に挑戦することが３１日、分かった。二階堂ふみ（２６）が主演する７月期のＴＢＳ系ドラマ「プロミス・シンデレラ」（火曜、後１０・００）で、主人公の恋敵となる人気芸者を演じ、さまざまな罠を画策する。２０２０年前期のＮＨＫ連続テレビ小説「エール」では姉妹役だった２人が一転、今度は恋の火花を散らす。

　松井玲奈が新境地に挑む。ドラマは、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになった崖っぷちヒロイン・早梅（二階堂）が、旅館「かたおか」で新たな生活をスタートさせるラブコメディー。早梅とイケメン高校生・片岡壱成（眞栄田郷敦）、その兄で旅館の若旦那・成吾（岩田剛典）の三角関係に松井が首を突っ　↓↑　込んでいく。

　演じるのは、旅館に出入りする人気芸者で成吾に想いを寄せる菊乃。謎多き魔性の美女だが、裏では早梅に激しい嫉妬心を抱き、どん底に落とそうとさまざまな画策をする恋敵役だ。

　朝ドラ「エール」では、松井が二階堂演じるヒロイン・音の姉役だった間柄。かつての“妹”を陥れる悪女役に松井は「原作や脚本を読めば読むほど、二階堂さんのパワフルで時に繊細な早梅の姿が生き生きと浮かび上がりました。今作では姉妹喧嘩ではなく、物語のスパイスになる火花ほとばしる恋のバトルを繰り広げることになります。最後まで楽しみながら、ぶつかっていきたいと思います」と腕を回している。

　旅館の茶房で働くお調子者のマスター役で金子ノブアキ（３９）の出演も決定。女好きで早梅にちょっかいを出す役どころで、複雑な恋模様をかき乱していく。