小泉進次郎環境相 「虫垂炎の手術で声が枯れています」、環境フォーラムで

 小泉進次郎環境相(40)が23日、都内で開かれた「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に出席した。

 小泉氏は今月10日に虫垂炎と診断されて都内の病院で緊急手術を受け、入院。20日に公務に復帰したばかり。冒頭では、ほそぼそとした声で「先週、虫垂炎の手術をした関係で、声が枯れていまして。みなさんにはご理解いただければと思います」とあいさつした。

 この日は、福島県で行われてきた除染、中間貯蔵施設事業や、除染作業をする中で発生した除去土壌の再生利用等の環境再生事業について議論。小泉氏が“最大の重要課題”と位置づけ、2045年までに福島県外で処分することを法律として国が約束している除去土壌、中間貯蔵施設について多くの質問や不安な声がオンラインで参加した視聴者からリアルタイムで寄せられた。

 「なぜ除去土壌の最終処分を県外へと持ち出すのでしょうか。福島県外に汚染物質が拡散してしまうのでは?」という質問が読み上げられると、小泉氏は「最終処分は、福島県だけの問題ではないからです」と即答。「我々は原発事故が起きるまで福島県の電力を享受していました。そんな中で、除去土壌の最終処分までも福島だけの問題として位置づける訳にはいきません」と述べ、「そういった意見にも向き合いながら、理解していただけるように。まずは、県内で除去土壌の再生利用が進んでいくために努めてまいります」と説明した。

 除去土壌の最終処分に向けて、必ず必要な事業と位置づけた再生利用。小泉氏は、実証事業による再生利用の成果を紹介しながら「再生利用によって、いかに県外へと運び出す除去土壌の量を減らしていけるのか。なんとか、再生利用に対する理解が広がっていくように、今日を皮切りにしっかりと活動を強めていきたい」と決意を新たにした。

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