吉村知事 大阪でインド変異株が市中感染の可能性「極めて強い警戒」「時間稼ぎワクチンを」

 大阪府の吉村洋文知事(45)が21日、府庁で囲み会見に応じた。府内で海外渡航歴のない60代男性から、新型コロナウイルスのインド型変異株が確認されたことについて「大阪にもインド株が入ってきている。市中感染が生じている可能性がある。今後広がっていくだろうと思っています。極めて強い警戒心を持っています」と話し、検査態勢を強化する考えを明らかにした。

 インド型変異株が、大阪で主流の英国型変異株に取って変わる可能性があるとして「もう入って来ているものを、ゼロにすることはできない。感染拡大の速度を遅くして、ワクチンを広めていくことが重要だと思っています。置き換えの速度を遅らせながら、時間稼ぎ中にワクチンを広める。これしかないと思っています」と述べた。

 厚生労働省が米モデルナ、英アストラゼネカ製の新型コロナワクチンを承認することに触れた吉村知事は「いかにリスクが高い方を中心に早く打っていくのか。感染を抑えるという意味では若い方、活動する世代にワクチンを広めていくのか。スピードが勝てば、インドの二重変異株も抑えることができる」と期待を寄せた。

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