澤田隆治さん逝く 心筋梗塞、88歳 桂文枝司会の「新婚さん-」「てなもんや三度笠」手がける
国民的コメディー番組「てなもんや三度笠」を手がけ、1980年代には漫才ブームを巻き起こしたプロデューサーで演出家の澤田隆治(さわだ・たかはる)さんが16日午前11時30分、都内の病院で死去した。88歳。大阪府吹田市出身。葬儀は近親者のみで行う。喪主は次男・啓介さん。
最近までテレビ番組に出演するなど精力的に仕事をこなしていたが、心筋梗塞で入院していたという。
55年、神戸大卒業後、朝日放送入社。演出を担当した「スチャラカ社員」などをヒットさせた。故藤田まことさん、白木みのるらが出演した62年開始の「てなもんや-」は関西地区で最高視聴率64・8%を記録する特大ヒットとなり、藤田さんの「あたり前田のクラッカー」や財津一郎の「チョウダイ」、「キビシーイッ」などの流行語を生んだ。
桂文枝司会の「新婚さんいらっしゃい!」なども手がけ、75年に制作会社の東阪企画を設立。79年開始の関西テレビ・フジテレビ系「花王名人劇場」では、横山やすし・西川きよしらが活躍する漫才ブームの仕掛け人となった。「私説コメディアン史」、「上方芸能列伝」など演芸研究の著作も多く残した。
文枝は17日、「涙が止まらない」と題したブログで「訃報を聞いて眠れませんでした。本当にお世話になりました。書き尽くせないほどに」と追悼。きよしは澤田さんとの初仕事が熊の着ぐるみを着ての出演だったといい、「『はやく顔の出せる芸人になりや』と一言おっしゃっていただきました。その言葉がこれまでの芸能生活を支えております」と、金言を振り返った。
