ミュージシャンのトータス松本が１４日、自身のインスタグラムを更新。“朝ドラ史上、最悪のクズ父”を演じ強烈な存在感を放ったＮＨＫ連続テレビ小説「おちょやん」がこの日に最終回を迎えたことに触れ、感謝と感慨をつづった。

　トータスはドラマの中で何度も登場したクズ父・テルヲの遺影をアップし「これは第十五週で一平（成田凌）に撮ってもらった写真の、劇中版じゃなくリアル額装版です。おちょやんチームから頂きました。まじで遺影にしたろかと思うくらいのいい写真。ありがとう」と、番組関係者との絆の強さをうかがわせた。

　ドラマの終了を「あぁ。おちょやんが終わった。もう千代（杉咲花）を見ることができない。さみしい」と惜しみ「僕はサイテーの父親役でしたが、おちょやんに出られて本当によかった。作り手、観客のみなさん、本当にお疲れ様でした！ありがとうございました！」と充実感を漂わせた。

　トータスが演じたテルヲは、金のために幼い千代を奉公へ出し、さらに別の奉公先へ千代を売りつけようとしたり、千代の貯金を盗んだりと、“サイテー”のクズ父ぶりだったが、最終回では鶴亀新喜劇の舞台に戻って好演する千代に妻サエ（三戸なつめ）、息子ヨシヲ（倉悠貴）と仲良く声援を送った。千代にだけ見えるシーンとして描かれたが、まさかのテルヲとヨシオの共演に、ネットでは一時「テルヲとヨシヲ」がトレンド入りした。

　これにはファンも号泣。「最後『千代ーー！』と叫んだテルヲに泣けてきました」「テルヲ、ムカつくのに、可愛い人でしたね。あー、もうロスですー」「ほんとサイテーなお父ちゃんでしたねでも最後まで憎めないお父ちゃんでしたよ」「お母ちゃんとテルヲとヨシヲの再登場あの演出はずるい！」「最後に家族が揃って、そしてテルヲの嬉しそうな笑顔に号泣してしまいました」などと、泣かされたことを報告するコメントが続々と寄せられた。