ボビー・オロゴン被告に罰金10万 妻への暴行罪、左ほお指で突く行為軽微も「悪質」と指摘

 さいたま市の自宅で妻の左ほおを指で突いたとして暴行罪に問われた、タレントのボビー・オロゴン(本名・近田ボビー)被告(55)に、さいたま地裁は13日、求刑通り罰金10万円の判決を言い渡した。

 ボビー被告は昨年12月4日の初公判時に着用していた母国ナイジェリアの民族衣装ではなく、黒いスーツに銀色ネクタイ姿で入廷。一場修子裁判官は、暴行自体は軽微だが「ボコボコにするから」という言葉は妻に恐怖心を抱かせて悪質であると指摘。この言葉が被告の口癖で、妻を落ち着かせるためだったとの弁護側の主張について、前後のやり取りから明らかに被告は立腹しており、認められないと退けた。

 英語の通訳を介して判決の中身をじっと聞き続けたボビー被告。最後に一場裁判官から判決内容を理解できたか問われると、非常に険しい表情で軽くうなずき、消え入るような声で「イエス」と発し、傍聴席に一礼して法廷を後にした。

 判決によると、昨年5月16日、妻の左ほおを右手の指で突く暴行を加えた。妻が110番通報し、埼玉県警が現行犯逮捕。送検後に釈放され、暴行罪で在宅起訴された。

 逮捕翌日には妻が取材に対し「さまざまなDVを受けてきました」と暴露。被告は初公判前に反論文を公表し「事件当日のケンカを妻が録音していたことや、離婚の準備のために私の収入を調べたりしていることを考えると、妻のトラップにはまってしまった」と明かしていた。

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