小西はる「存在感消してます」国民の敵?「おちょやん」不倫相手・灯子役の素顔

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」(総合、月~土、前8・00)が15日に最終回を迎える。最終盤を盛り上げたのが、ヒロイン・千代(杉咲花)の夫・一平(成田凌)が同じ劇団員を妊娠させ、離婚するという、朝ドラの常識を打ち破った衝撃の展開。憎まれ役の不倫相手・灯子を演じたのが女優の小西はる(20)だ。大抜てきとなった難役を好演した国民の敵?のキュートな素顔に迫る。

 ヒロインの夫を略奪婚-ショッキングな役柄で話題をさらった新星は「街で気づかれると大変なことになるかな…と思って見つからないように過ごしてます。鬼ごっこ状態です。びくびくしながら、存在感を消してます」とはにかんだ。

 ヒロイン千代が所属していた劇団「鶴亀新喜劇」の俳優だった灯子を演じた小西は、かねて「朝ドラのヒロイン」を目標に掲げていたが、何の因果か対極の役が巡ってきた。

 次期朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のヒロインオーディションに落選した数カ月後、灯子のオファーが届いたといい、「最初はフリーズして、何回も台本を読み返しました。既に放送中だったので(千代が)結婚する流れや幸せな場面がたくさんある中で、私この中に入ってかき乱すんだ、って心境でしたね」と振り返る。

 大阪出身。15歳の頃、遠藤憲一が妖精にふんしたゲームのCMを見て「CMに出たい!」と現所属事務所の全員面接オーディションに足を運び、2時間並んで合格を勝ち取った。女優志望ではなかったが、意識が変わったのが16歳で初めて立った舞台。事務所の劇団で場数を踏むうちに、演じることの楽しさに目覚めていった。

 趣味は書き物。高校2年生から脚本を書き始め、既に100作以上をしたためている。上京してからは週1ペースで書き上げる生活に突入。「お仕事がない日はずっと書いてます。今書いているのは初めての長編。演じるために作るし、作るために演じるみたいなところが芽生えてきて、どっちにも得になるかなって。いつかコンクールに出したいなと思っています」と、二刀流の日々を送る。

 大阪での朝ドラ撮影中もホテルでひたすら書き続け、「書いている時はすごく孤独なんですけど、灯子も孤独。役に立っているかな、と思う時もありました」と、相乗効果を明かした。

 夢は変わらない。「経験を積んでいつか朝ドラのヒロインをやってみたい」。同姓のため小西真奈美の親戚疑惑まで出たキュートなルックスと、周囲を明るくする性格。朝ドラ向きのキャラクターで、灯子に続く代表作を引き寄せる。

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