古市憲寿氏 五輪批判に「政府への不満」「やっといたらよかった、という後悔よくない」

 社会学者の古市憲寿氏が8日、テレビ朝日系で放送された「中居正広のニュースな会」に出演。東京オリンピック・パラリンピック開催反対論について持論を語った。

 番組では、MCの中居正広が五輪について、「誰目線なのか、何を一番大事に考えて実行するのか」などとコメント。「(これから開催までの)2、3カ月の間に、感染増えました、医療ひっ迫してきました、そうなると(開催という判断も)変わってきますよね」と投げかけた。

 古市氏はこれに対し、「世論として、オリンピック批判の声、高まってますけど、これ本当に、オリンピックそのものをみんなが憎んでる、というよりも、政府のちぐはぐさに対する不満だと思うんですね」と発言。新型コロナウイルスの緊急事態宣言で、“人流”を抑制するために、映画館や劇場など大型商業施設に休業要請する一方で、「(聖火リレーなど)オリンピックの行事だけはやっている」という“ちぐはぐさ”への不満だと指摘。

 「これがワクチンも行き渡って、コロナ収束の道筋がたって…って段階だったらオリンピックはそこまで言われないかなと。(開催までに)そこをうまく着陸させるっていうのが政治の手腕かな、と」と語った。

 さらに「10年後にどう2021年を振り返るかな、って最近考えて。やっぱりオリンピックやっといたらよかったかな、という後悔よくないのかな、って」と話すと、中居は「逆もあるんじゃないですか。あの時やらなければ…って(いう考え方も)」と返していた。

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