吉村知事 感染者数頭打ち?質問に「変異株は非常に読みにくい。警戒必要」

 大阪府の吉村洋文知事は26日、大阪府庁で記者の囲み取材に応じ、新型コロナウイルスの感染者数についての質問に答えた。

 大阪府では4月21日(水曜日)に1242人の新規感染者を確認。その後、22日(木曜日)が1168人、23日(金曜日)が1162人、24日(土曜日)が1097人、25日(日曜日)が1050人で、直近4日間に限れば、わずかではあるが、前週比で下回っている。

 記者からは「感染者数は頭打ち、と見ているか?」と質問があり、吉村知事は「新たな要素として変異株があるので、非常に読みにくい。既存株であれば、“頭打ち”と表現してもいいのかもしれないが、変異株は本当に感染力が強く、いったんクラスターが発生すると、ぐっと広がりやすい。確かに1週間平均(の新規感染者数)で見ると、横ばいかもしれないが、このまま横ばいになるのか、増えてくるのか、下がってくるのか、ちょっと読めないから、警戒が必要」と述べた。

 大阪、兵庫で急速に感染が拡大した変異株(N501Y)について「拡大リスクがまだ十分に検証されてません」とした上で、「仮に横ばいとなれば、非常に大きな横ばいですから、感染者は1000人台と非常に多い。医療もひっ迫が続く」と仮に新規感染者数が横ばい状態が続いたとしても、大きく減ることがなければ、医療体制の危機は解消されないことを強調。「ここは簡単には(今の数字で)評価できない」「今はぐっと抑えなければいけない」と人流を大きく抑制し、感染者数を減らすことに注力すべきとの考えを重ねて説明した。

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