吉永小百合の初々しさに西田敏行がびっくり 新作映画で30数年ぶりの共演

 女優の吉永小百合(76)が14日、都内で行われた主演映画「いのちの停車場」(5月21日公開)の完成披露試写会に、共演の松坂桃李(32)、広瀬すず(22)、西田敏行(73)らと出席した。

 現役医師の南杏子氏の同名小説を実写化。金沢の小さな診療所を舞台に、終末期の在宅医療を通じて生死に寄り添う医師、患者、その家族を描いたヒューマン医療ドラマで、吉永が自身初となる医師役に挑んだ。

 吉永は桜とハナミズキの刺繍が施された金沢の伝統工芸加賀友禅の着物姿で登場。コロナ禍の昨年に撮影された作品が完成披露を迎えた事に「大変な思いでクランクインしましたし、みんなで力を合わせて今日という日を迎えられた。ホッとしています」と胸をなで下ろした。

 医師役は初挑戦で「分からないことばっかりだったけど、監督が『孤高のメス』をやられていたので、色々指示して下さいました」と感謝。間近で演技を見た成島出監督は「吉永さんはまだ成長している。もう良いんじゃないかというくらい映画に対して努力していた」と新境地開拓に拍手を送った。

 吉永と30数年ぶりの共演という西田は「(久しぶりとは)全く思わなくて、まだまだ初々しくてビックリしました」と変わらぬかれんな佇まいを絶賛しつつ「時というのは人によって公平、不公平があるのだなと思います」と冗談めいていた。

 吉永演ずる咲和子の父親役として出演した田中泯(76)は「監督に吉永さんというスターのお父さん役と聞いて本当に驚きました。同い年なのに」とまさかの役に苦笑い。5キロ減など必死の役作りを行ったといい「吉永さんの居方が僕をお父さんにしてくれた」と大女優へ感謝した。

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