吉村知事 大阪市の聖火リレー「やらない」明言も代替措置「できる限り考えたい」

 大阪府の吉村洋文知事が2日、大阪府庁で会見。新型コロナウイルス感染拡大を受け、14日に予定された大阪市内における聖火リレーの中止の意向を示した吉村知事に対し、落胆の声を上げたランナーについての質問が飛んだ。

 吉村知事は「1年以上前から準備されてこられたということで申し訳ないと思う」と話した上で、「大阪市内をまん延防止等重点措置の指定地区にせざるを得ない状況。そう判断した。不要不急の外出の自粛のお願いをした。そのときは中止をするというのが、あらかじめ組織委員会によって定められた基準。基準に則って、感染対策の観点から判断させていただいた」と改めて説明した。

 ただ、代替案を考えているという。ニュース報道でも高齢者や元アスリートの声を聞いたという吉村知事は「大阪市内の公道での聖火リレーはやらない」と明言する一方で、「代替措置が何かないか、組織委員会とも協議しながら考えていきたいと思っている。聖火ランナーの方には申し訳ないと思っている。何らかの代替措置ができないか、できる限り考えていきたい」と明かした。

 現在、思い描いている代替案を聞かれると、「僕の中にはいくつか考えはあるが、実務的な協議も必要。担当部と組織委と協議しながら考えていきたい」と話すにとどめた。

 また、「(本来は)感染対策をとりながら聖火リレーをやったらいいという考え方。聖火リレーそのものに反対という立場ではない。やれればいいという思いはあるが、感染が広がったときは抑えないといけない立場」と付け加えた。

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