タレントの若槻千夏が２０日、ＭＢＳ「サンキュー！明石家電視台３０周年３０人が３時間でさんま大解剖！」（後１・５４）に生出演し、かつて、さんまに内緒で打ち明けた恋愛話を番組で暴露され、あまりのことにロケ中にもかかわらず号泣してしまったことを明かした。

　若槻は「この番組にレギュラーをさせていただいたのが１７年前」と振り返り、「何を血迷ったのかさんまさんに恋愛の相談をしていたんです」と苦笑いを浮かべながら話した。さんまは「分かるよ。中国飯店の事件か」と応じた。

　若槻は「中国飯店で食事会を開いてもらって私の恋愛話を真剣にさせてもらって。ここだけの話にしてくださいねって言って。メンバーの方もいて」と他のレギュラー出演者もまじえた席で、他言無用を約束した上で恋愛相談をしたことを述べた。

　「事件」はその後、韓国・チェジュ島で行われたロケ中に起こった。村上ショージと「チャーハン対決」をすることになり、若槻が料理に懸命になっているときだった。若槻は「中国飯店で私が話した絶対に言って欲しくないことをぺらぺら話し出したんです」と鮮明な記憶を語った。さんまは膝を打ってて笑い、共演者から爆笑が起こった。

　ここで当時のＶＴＲが流れた。０６年１０月１日にオンエアされたもので、若槻は当時２２歳。さんまは料理をする若槻を見ながら「部屋に男を入れたら勝ちです。料理という武器がありますから。しかし、今、片思いの彼氏。全然、入って来てくれません」と若槻からの相談内容をばらした。若槻は「信じられない」といった表情でさんまを見た。

　さんまはなおも「すぐバイバイされます。片思いですから可哀想です。片思いじゃない。もう、ふられてるんです」と決めつけ、若槻はついに泣き出した。共演者から「泣かせましたね」の声が入った。さんまはあわてたように、「まだいけるって。ふられたわけやないから」とフォロー。若槻は無表情になり、料理に集中しようとした。共演者から「号泣じゃないですか」との声があった。

　ＶＴＲが終わり、「これはひどい」の声があがった。若槻は「ひどいですよね」と応じ、「片思いとは言われていた。でも頑張ってとも言われていた」と振り返った。さんまはすまなさそうな表情で「もうスタジオでしゃべってるもんやと思っていた」などと反省の弁を述べた。