俳優の天野浩成（４２）・雛形あきこ（４３）夫妻が、短編映画「アンコン」（今月末に先行配信）で共演することが１２日、分かった。映画での夫婦共演は初めてとなる。

　「アンコン」は、アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見）を男女双方の目線で描く、共感型の作品。５歳児を持つ３０～４０代の共働き夫婦を、実際に共働き夫婦である天野と雛形が演じており、今月末に「ＨＡＰＰＹ　ＷＯＭＡＮ」の公式サイトで先行配信される。

　雛形と天野のコメントは次の通り。

　雛形「昨年から生活が一変した。と言うセリフが今誰にでも当てはまります。正直、こんなに長い時間家族や大切な人と一緒に過ごしたことは無かったのではないでしょうか。だから、想像もしていなかったはずです。一緒にいることで、自分でも気がつかない我慢。相手を思いながらも、すれ違ってしまうストレス。突然の変化に大切な人と一緒に乗り越えられるよう、そのきっかけに少しでもなれたらうれしいと思います」

　天野浩成「この作品は夫婦でお芝居の共演をさせていただくのですが、なかなか無い経験で楽しみという感情の中に、いつも作品に入る前の緊張感とはまた別の緊張感がなぜか沸いてきています。この作品はコロナ禍での夫婦、家族の在り方を描いていくのですが、最近話題になっているコロナ禍での家庭問題をお芝居とはいえ自分が経験することが、その緊張感につながっているのかも知れません。その緊張感、圧迫感に負けず作中ではこの役を精いっぱい表現できたらと思います。近くにいるだけにすれ違ってしまう。そのためにどうしたら良いか。その様な作品です」