東京・赤坂のサントリーホールでは復興支援チャリティーコンサート「第８回全音楽界による音楽会」が開催され、五木ひろし（７２）、氷川きよし（４３）、クミコ（６６）ら総勢２３組が歌声で被災地へ祈りを捧げた。

　震災直後の１１年４月が始まりで、会場の改修や新型コロナウイルスによる中止を経て、今年で８回目。チケット代の代わりに１万円以上の義援金を申し受ける仕組みで、約１５６８万円が集まった。

　発起人の作詞家・湯川れい子氏（８５）は「色んな人のご協力を頂いて成り立っているコンサート。リハーサルを見ただけで涙が出た」と感謝。クミコはスコットランド民謡「広い河の岸辺」を１０００人の前で力強く歌唱し、震災の風化が叫ばれる今、歌声で復興への思いをつないだ。