歌舞伎俳優の尾上松也（３６）が２６日、大阪市内で初主演映画「すくってごらん」（３月１２日公開）の取材会に臨んだ。人気漫画作品の実写映画化で、左遷されたエリート銀行員が、田舎町で出会った美女の悩みを救うため金魚すくい大会に挑むストーリー。ももいろクローバーＺの百田夏菜子（２６）が、映画初ヒロインを演じる。

　松也は撮影を通じて、金魚をすくう道具の「ポイ」が破れても、あきらめない心を学んだと振り返った。“あきらめなかった”エピソードを聞かれ、コロナ禍で入浴にハマったことを明かした。

　昨年の自粛期間中、最初はステイホームを楽しんでいたが、しだいに体調や精神面で不調をきたすようになった。以前はシャワーだけで済ましていたお風呂タイムで、浴槽につかることを習慣化。リラックスできるようになったと語った。

　アロマやお香などにもハマり「リラックスすることを深く求めていた時期があった」と述懐。周囲からは「病んでいない？」と心配する声が上がったという。「病んでいたのかもしれないけど、癒やされている」と効能を強調していた。