元鳥取県知事の片山善博氏、島根県知事に注意発言の竹下氏に「上司でもないのに…変」

 元鳥取県知事の片山善博氏が19日、TBS系「ひるおび!」で、島根県の丸山達也知事の五輪聖火リレー中止検討発言に、自民党の竹下亘前総務会長が「注意する」などと語ったことに「上司でも何でもないのにあの言い方はおかしい」との思いを語った。

 番組では、新型コロナの感染対策について疑問を持っている島根の丸山知事が、聖火リレー中止を検討するとの考えを明かしたことに、島根選挙区の竹下議員が「注意しっかりしなきゃいかんなと思っている」と苦言を呈したことを取り上げた。

 これに、島根の隣の鳥取県知事を務めた片山氏は「上司でも何でもないのに、あの言い方はおかしいのではないか」との考えを披露。

 ただ「とってもよく分かる。情景が」とも語り「私も1期目で40代で知事になりましたが、自民党の重鎮からしたら、若造。鳥取にも重鎮がおられ、そういう人から見たら(自分は)危なっかしかった」とも振り返った。

 だが「こういう非礼なことは言われなかった」と、多くの人の前で「注意する」などと言われたことはなかったといい「そっと電話してきたり、会う機会ありましたから、『ちょっと気になるんだけど』と、そういう注意は(あった)。(自分も)『わかりました、心得ます』と…」と振り返った。

 そのため「そういう経験をした者からすると、なんだかちょっと変。上司でもないのに開けっぴろげに『注意します』って。担任の先生でもないのに」と、竹下氏の発言に首を傾げていた。

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