橋本五輪相の次期会長就任案を識者が疑問視 「森さん院政が見え見えに…」

 読売テレビ・日本テレビ系「ミヤネ屋」が12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が都内で行われた合同懇親会で、女性蔑視ととられる発言の責任を取り、辞任する意向を表明する様子をライブで伝えた。

 後任には森氏が前日に会談し、会長就任を打診した日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)が確実となっていたが、大会関係者によるとこの動きを政府が問題視。「引責する人物の後継指名はありえない」と、難色を示したという。

 MCの宮根誠司から「正式な手続きを踏んで、こういう形でこういう人に決まりましたよ、と国民、世界中にちゃんとガラス張りで見せるってことが大事ってことなんですかね」と問われた、スポーツジャーナリストの二宮清純氏は「透明化はとても大事だが、透明化だけでもダメ。4者会談の協議が行われますし、3月に入ったらIOC総会でしょ、3月25日に聖火リレーですよ。何を申し上げたいかというと、スピード感。ずーっと議論しているうちに決まんなかったらどうするんですか。透明化もちろん大事です、それに加えてギア上げてスピード感がないと間に合わなくなりますよ」と、危機感を募らせた。

 二宮氏は、森会長の“女性蔑視発言”での失脚で、次期会長は女性だという気運が高まっていることを不安視。「これも、とても安易な考えだと思うんです。橋本聖子さんとおっしゃってるけども、(IOC会長の)バッハさんともメールのやり取りするぐらい、本当に素晴らしい方。でも橋本さんは逆にいえば、森さん院政が見え見えになりますよ。これで本当にいいのかってね」と、橋本五輪相が次期会長に有力視されていることに疑問を呈した。

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