“あざとい”弘中綾香アナ 30歳誕生日100%「より責任」全う 冷静な自己分析

 胸に手を当て思いを語る弘中アナ
 笑顔で質問に答える弘中アナ
 「弘中綾香の純度100%」中の1カット
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 テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーが30歳の誕生日となるきょう12日、自身初のフォトエッセー「弘中綾香の純度100%」(マガジンハウス刊)を発売する。バラエティー番組を中心に活躍し、昨年の「好きな女性アナウンサーランキング」では2連覇を達成。時に“あざとい”とも言われる売れっ子アナは、しっかりと自分自身を見つめている。

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 あっけらかんとした表情の中に、芯の強さが宿る。レギュラー番組4本を抱え、「好きな女性-」では2連覇。人気は数値として表れている。それでも「本当に運がいいなと思います」と弘中アナ。活躍後にフリーに転身するアナウンサーもいるが、自身の転身はやんわりと否定。冷静に足元を見つめている。

 「私は自分1人の力ではできないことをやるために会社にいるという感じがあります。(フリーは)お仕事の幅があっていいなあとか思ったりはするんですけども、性格上、ちょっと向いてないかなと自己分析しているところもあるので。ちょっとないかなっていう感じですかね」

 テレビ朝日の社風に好感を抱き、入社した。面接を重ね、当初の「記念受験みたいな形」から「面接官の方がみんな感じが良くて、雰囲気がいいなあ」と志望度が上がっていったという。入社後も、その部分にギャップはない。「悪いところを直そうじゃなくて、いいところを伸ばそうという、そういう気風の方が多かった」と自身の進歩の要因に“社風”を挙げた。

 右肩上がりに露出度は増えている。「今は極力見ないようにしている」と言うが、ネットニュースに一喜一憂する時期もあったという。その頃に書きとめ始めたものが連載となり、著書となった。「純度100%」のタイトル通りに「私が私自身の言葉で、誰からの手を加えずに発表しているものを作りたかった」と、切り取りのない自分を出している。

 著書では「激レアさんを連れてきた。」で共演するオードリー・若林正恭(42)との対談も組まれた。共演して3年。若林から言われた「50メートル走を10秒で走って9・9秒にするのは非常に難しいと。10秒保つのも大変だ」という言葉に感銘を覚える。「若林さんもアンタッチャブルの山崎(弘也)さんから言われた言葉だとおっしゃっていたんですが、今を紡いでいくだけで大変だから。あまり考え込まなくていいよ、みたいな」。“未来”より“今”が重要だということを再認識した。

 著書の発売日が30歳の誕生日。節目の年を迎えるが「ホントに1週間乗り切るだけで、こっちがどれだけ大変か分かっているのかな、みたいな」と“未来を”問われることに疑問を抱く。それでも30代としての決意を問われると、考え込みながらも言葉を紡いだ。

 「私の中ではずっと去年を超えていきたいとか、年齢を経るごとにもっとパワーアップしていきたいという思いが非常に強い。30代はより仕事にも責任感が生まれてくるというか、責任があるポジションを任せてもらうこともあるかと思いますし、より楽しそうだなと思っていますね」

 気になる結婚願望については「山あり谷ありでして。結婚してもいいなと思う時と、結婚ってなんか夢ある?みたいな時がある。本当にぶれぶれ」と笑う。屈託のない笑顔。売れっ子になっても揺るがない、確固たる自分を持ち合わせている。

 ◆弘中綾香(ひろなか・あやか)1991年2月12日生まれ。神奈川県出身。身長157センチ。慶大卒業後、テレビ朝日に入社。2013年10月から5年間「ミュージックステーション」のサブMCを務める。現在は「激レアさんを連れてきた。」や「あざとくて何が悪いの?」など4本のレギュラー番組を持つ。コロナ禍では「料理にハマってみたり」したといい、得意料理は「火鍋を作ります。鍋です(笑)」。

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