アイドルグループ・ＶＯＹＺ　ＢＯＹのメンバーで蓮舫参院議員＝立憲民主＝の長男、村田琳（２３）が１０日夜、ＹｏｕＴｕｂｅライブを行い、東京オリンピック・パラリンピックについての思いを語った。

　自身もサッカー歴があり、東京五輪を「すごく楽しみにしていた」という村田。その上で「正直、もう開催しなくてもいいんじゃないかという考えになりました」と話した。

　いつも通り、穏やかで冷静な口調。「自分たちの日常に戻るのが少しでも遅くなるなら、今、やる必要はないのかなって、個人的には思います」「日常に戻ることを考えると、オリンピックはマストじゃないと思います」と語った。

　１０日夜の生配信時点では大会組織委委員会の森喜朗会長の辞任表明は明らかになっていなかったが、「僕はそもそも、森会長には何も期待しない方がいいと思います」ときっぱり。「これだけグローバルな視点や考え方が求められている中で、森会長のようなおじいちゃんの世代に、それに対応しろというのが間違っていると思います」と話した。

　今月４日の“謝罪”会見を見て、「すごく古い考え方で、頑固な姿が露骨に伝わってきて、ただただ、（これが世界に発信されて）日本が恥をかいているだけだな」という思いだったと感想。「素直に反省できる身分の人じゃないですし」と口にした。

　森会長のＩＯＣを含めた調整能力については「実績があるのは事実」と認めた上で、「もっともっと若い世代がもっと組織や政治に意見して、参加していかないと、この日本の風潮は変わらない。昔から力を持った人に頼ってばかりの政治に早い段階で終止符を打っていかないと、日本は変わらないと思います」と決意を込めていた。