フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」が１０日、元横綱貴乃花の花田光司氏（４８）が、週刊文春（２月１８日号）で、長男で靴職人、タレントの花田優一（２５）が週刊女性（２月１６日号）で自身の暴飲やモラハラ暴力を告発した内容を真っ向から否定したことを伝えた。スタジオのカンニング竹山は、親子の全く異なる言い分に「結論出すことはないと思うんだけど、息子が悪いでしょうって話になりません？」とジャッジした。

　光司氏は優一の告発を「それらの内容は、自分に都合の悪い事実が伏せられて、巧妙な嘘で塗り固められています。このまま“黙して語らず”というわけにはいかない。世間様からすれば、親子なんだから直接話し合えばいいじゃないかと思われるかもしれません。しかし、話し合って解決できる段階は、もうとっくに通り越しています」などと反論。自身の暴飲やモラハラ暴力を完全否定した。

　今回の光司氏の５時間もの激白の中には“バイク窃盗疑惑”もあった。優一は告発の中で、両親離婚後の引っ越し時、「ほこりをかぶったままエンジンがかからないバイク（ハーレー・ダビッドソン）」を売却。引っ越しに立ち会った父の関係者にも「それでいいと思いますよ」と言われたとした。その数カ月後、警察から光司氏がバイク盗難の被害届を出すと言っていると連絡が入り、光司氏に事情を話し納得されたと説明していた。

　だが今回、光司氏は「家族とはいえ、人の所有物を本人の許可なく売るなんて考えられません。身内が“犯人”と判明したため、警察沙汰にすることはやめた」と激怒。バイクがないため泥棒に入られたと思い、警察関係の知人に相談。その知人が優一に確認したところ、「僕が売りました。母から『売れる物は何でも売っていいんじゃない』と言われた」と答えたという。引っ越しに立ち会った関係者も「自分たちが勝手に言うわけがない。ハーレーの話すら出ていない」と証言しているという。

　光司氏はさらに、新たに“マゲ事件”にも言及。昨年、自身と父・初代貴ノ花のマゲが気になり友人に自宅への確認を頼むと、優一が「僕が自宅に持って行った」と返答。友人が「お父さんの大事なものだから、すぐ返してほしい」と言って返却されたという。優一はバイキングの取材に「マゲや神棚を持って帰ったのは事実だが、貴乃花の家は出入りが多く放置するのは心配だったため、保管していた」と説明した。

　ＭＣの俳優・坂上忍は「貴乃花さんに対してはシャレ通じないもんね。だってそれこそ、お世話になった人たちに一はさみ一はさみ入れて頂いた、もうそれこそ命にも等しいようなものでしょ」と目を丸くした。

　竹山は「個人的な考えになりますけど、僕別に真ん中取らなくていいと思うんですよ。両方の言い分全部聞いてると、真ん中取るほどバランスの悪いことはこの事件なくて」と、見解を披露。

　「マゲのことで言っても、マゲって大事って、おまえそこで育ってるんなら知ってるだろうと。それを危ないから保管するんだったら、親父に１本電話なりして言うのが筋。バイクも、母親が売っていいと言っても誰のもんだといったら親父でしょ、聞かなきゃダメでしょってなる。それを全部筋立てをやってないから…。それで、お互いどうですかねえってやっても、結論出すことはないと思うんだけど、息子が悪いでしょうって話になりません？ちゃんとしてるのが親父じゃないですか、今までの流れだと。怒ってる内容が、そりゃ怒りますわなっていう」と、光司氏の怒りに理解を示していた。