９日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「おちょやん」で、ヒロイン・千代（杉咲花）の鶴亀家庭劇の初日に、名前のない花が届いたことから、ネットでは「紫のバラの人」がトレンド入りした。「紫のバラの人」とは、大人気少女漫画「ガラスの仮面」に出てきた、ヒロインを陰で支えるファンのこと。

　この日の「おちょやん」では、いよいよ鶴亀家庭劇が初日を迎える。だが新派、歌舞伎、歌劇団などの役者の寄せ集めであることから、喜劇経験がなく、芝居小屋は微妙な雰囲気に。それが千之助（星田英利）の突然のアドリブで客は大爆笑に包まれる。

　だが芝居後、突然のアドリブに他の役者からは文句が。千之介と言い合いになったルリ子（明日海りお）が出て行ってしまう。途方にくれていた千代に、岡安の女将・シズ（篠原涼子）が「あんた宛てに送られてきたって。さっき鶴亀の人が持ってきて下さった。舞台初日のお祝いや」と送り主がわからない花かごを渡し「ちゃんとあんたのことを応援してくれはる人がいるんやな」と、励ます。

　この、名前を伏せた花の贈り物に、ネットでは「紫のバラの人」が即トレンド入り。大人気漫画「ガラスの仮面」で、ヒロイン・マヤが舞台に上がる度に紫のバラを送り続けた大都芸能・速水真澄と、今回の花かごを重ねる人も多く「おちょやんてガラスの仮面ぽいなと思ってたけどその通りだった」「私も、紫のバラの人！！と、思いました」「千代ちゃんに紫のバラの人みたいな花籠を贈ってくる人は誰だろぉ？？」などの声が。

　「あさイチ」での朝ドラ受けでは、華丸大吉の大吉が「お花の送り主誰なんでしょうね。ひょっとしたら弟さんとか」「はたまた心を入れ替えたテルヲとか」と予想。ネットでは、撮影所時代に千代にプロポーズした助監督の小暮説も上がっていた。