菅首相がプロンプター初使用 指摘ににやり「活用していきたい」

 菅義偉首相=2020年9月撮影
 10都府県での緊急事態宣言の延長について記者会見する菅首相=2日夜、首相官邸
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 菅義偉首相は2日、記者会見を開き、東京都、大阪府など10都府県に発令している新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を3月7日まで延長することなどについて、説明した。栃木県は今月7日をもって解除する。

 この日の会見では、冒頭から、手元の書類に視線を落とさず、顔を上げ、左、右方向を見て、メッセージを発信した。

 記者からは、「プロンプターを使われていたと思うんですが、理由をお聞かせいただきたい」との質問も出た。菅首相はこの質問に思わず、口元を緩め、照れ笑いのような何ともいえない表情に。

 「プロンプターでありますけれども、従来より、記者会見に、国民の皆さんにきちんと情報発信し、説明責任を果たしたいと思って臨んでいました」と説明。「プロンプターについても、そうした観点からの一助になれば、と、いろんな方からのお考えがありましたので、そういう中で、初めて使わせていただきました」と初めてプロンプターを使用したことを認め、「受け止め方は皆さんがお決めになることでありますけれども、機会に応じて、活用していきたい」と述べた。

 菅首相の会見に対しては、以前から、“書類を読むだけ”“紙にしか視線がいっていない”“感情がない”などとネット上でも批判的な意見が多く、今国会でも野党から「感情が感じられない」などと揶揄されていた。

 プロンプターとは、特殊なアクリル板に文字が浮かび上がるもので、安倍晋三前首相も活用していた。

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