俳優・坂上忍が２８日、ＭＣを務めるフジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」に出演。芸能人の名前を利用した詐欺を紹介しながら、ディスコ全盛期に自身の名前をかたりナンパする偽物を確認しに行った過去を明かした。

　番組では演歌歌手・大月みやこ（７４）の妹を名乗る７２歳の女が投資話を持ちかけて計６５０万円をだまし取り、１２日に逮捕されたことを伝えた。“姉”の大月みやこが所属する歌手協会に資金を預ければ有利な配当を得られるという事件だった。

　スタジオのタレント・薬丸裕英は「僕なんかもありましたよ」と口を開き、「親戚にこういう方いらっしゃいましたか？と聞かれ、全否定しましたよ」と、知らない所で自身の名前を使われていたことを報告。「ホントにそういう投資話はやめて下さいとか、僕はすべて伝えますけどね」と続けた。タレント・松嶋尚美も「事務所に私のいとこやいう人が、早く連れてこいっていうぐらいのレベルがあったらしい」と話した。

　伊藤利尋アナウンサーから聞かれた坂上は「僕は何か…大昔に、まだディスコの『マハラジャ』がある時に、毎日坂上忍が出没してるってなって。じゃあ、マハラジャに出没してる坂上忍を見に行こうって友達と行った。そしたら本当に、僕の名前をかたる坂上忍がいたの。ぜんっ然似てない。ナンパしまくってた。多分、俺がナンパしても引っかからないけど、偽の坂上忍がナンパしたら引っかかるらしい」と笑いながら話し、スタジオを沸かせた。

　番組では、過去にも１３年２月に北島三郎の弟子を名乗った歌手、０６年ごろにＧＬＡＹのＴＥＲＵにメールでなりすました主婦の犯罪例があったことを紹介。それぞれ６００万円、１６００万円以上をだまし取ったという。

　坂上は「僕らの名前を使ったのもそうなんですけど、まずそういったことはないって思っていただかないとね。そして必ず本人確認して！」と強く呼びかけていた。