坂本龍一 直腸がん公表、手術無事終了…もう少し音楽作りたい、14年に中咽頭がん

 音楽家の坂本龍一(69)が、直腸がんであることを21日、公式サイトで発表した。14年に中咽頭がんで闘病していたこともあり、「中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました」と報告。「これからは『がんと生きる』ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸です」と前向きな言葉をつづった。

 関係者によると、昨年、体調が優れず自覚症状もあったため、日本の病院で検査を受け、がんが発覚。今年に入って手術し、現在は入院加療中だという。

 音楽活動は完全休止にはせずに、治療と並行して可能な範囲で続ける方針。3月30日に発売を控えるCDボックス「2020S」は、予定通りにリリース。3月5日から8月8日まで中国・北京で予定していた展覧会も、開催見込みとなっている。

 坂本は2014年6月にも中咽頭がんと診断され、活動を休止。がんのステージや治療方法は公表せずに療養し、15年12月公開の映画「母と暮せば」の劇中音楽で仕事復帰を果たした。

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