爆問・田中 くも膜下出血、脳梗塞 20日自宅で頭痛訴え救急搬送も…手術必要なし

 お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(56)が20日未明、自宅で頭痛を訴えて東京都内の病院に搬送され、前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞と診断されて入院したことが同日、分かった。所属事務所が発表した。田中は1週間程度入院し、動脈解離が前大脳であるため、その後も1カ月ほど休養することになった。

 公式サイトで所属事務所「タイタン」の太田光代社長(56)が発表した文書によると、田中は同日午前2時頃に自宅で頭痛を訴え、救急車で病院に搬送された。その病院での処置により、大事に至ることはなかったが、検査の結果「前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞」との診断を受けたという。

 デイリースポーツの電話取材に応じた光代社長は「朝からしゃべれています」と田中が話ができる状態であることを説明。「幸いというか、血管が裂けて出血していたのが固まったので、お医者さまは手術はしなくていい、と。後遺症は残らないだろうと言われています」と話した。

 光代社長によると、田中とは20日午前0時過ぎまで一緒で、その時は「特に(異常は)なかった」という。だが、午前2時頃、田中の妻でタレントの山口もえ(43)から「今から救急車を呼びます」と、動揺した声で電話があったという。

 文書では田中の容体について「今のところ手術等の必要性もなく田中裕二本人も変わりありませんので、入院期間1週間程度の診療計画となりました」と報告。「しかし、動脈解離が前大脳であるために大事を取って一か月程度休養させて頂くことと致します」と、退院後も静養に努める方針を示した。

 田中はTBS系「サンデー・ジャポン」や「爆報! THE フライデー」など多くのテレビ番組でレギュラーを務め、ラジオ番組でもTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」などでレギュラーを担っており、各局は対応を迫られることになる。

 田中は2000年、左睾丸(こうがん)肥大で緊急入院。昨年8月26には新型コロナウイルスへの感染が判明し入院するなど、これまで度重なる病を克服してきている。

 ◆くも膜下出血、梗塞とは…血管が詰まる病気の総称で、脳出血は脳の血管が破れる病気の総称。くも膜下出血は、脳の隙間で起こる。脳出血の多くは、食べ過ぎ、塩分過多、酒の飲み過ぎなどからくる高血圧で引き起こされるとされており、中高年に多い。

 著名人ではグループサウンズ「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のリーダー、故ジャッキー吉川さんや、作家の伊集院静氏、T-BOLANの上野博文らがくも膜下出血から復帰している。

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